企画提案

LCC算定システム(長期修繕計画算定システム)

一般に建築物のコストを考えるとき、その建設費のみを対象として評価しがちですが、建設費はライフサイクルコスト(LCC)から考えれば、図-1に示すように氷山の一角にあたるもので、水面下にかくれている保全費、修繕費、更新費、運用費そして一般管理費などのコストを同時に含めて考えていかなければなりません。
建物は、多種多様な材料から構成され、新築工事として施工された時点から時間の経過とともに劣化し性能や機能が低下していきます。建物として有効に機能するためには、適時に適切な修繕計画の実施が必要となります。部分的な劣化現象であっても、放置しておけば劣化はどんどん進行し、建物として機能不全を招き、建物の寿命を縮めることになります。長期修繕計画算定システムは建物の竣工時の性能や機能を維持するために、引渡し後の長期修繕計画を算定できます。いつの時点で、どの部位を、どのような修繕が必要となるのかを一目で見ることができ、それに要するコストを知ることができます。建物の維持管理者にとって必要な情報を得ることができ大変便利です。 LCC算定システムは、建築物の長寿命化を図り、LCC縮減のために計画的な修繕・改修を視野に入れた建築計画をご提案します。

図-1  建設費とライフサイクルコストとの関係

ZEBへの取り組み

1.ZEBとは
ZEBとはnet Zero Energy Building(ネット・ゼロ・エネルギー・ビル)の略称で「ゼブ」と呼びます。快適な室内環境を実現しながら、建物で年間に消費する一次消費エネルギーを限りなくゼロに近づけた建築物をいいます。
建物の中では人が活動しているため、エネルギー消費量を完全にゼロにすることはできませんが、高断熱化・日射遮へい・自然エネルギー利用・高効率設備など、省エネによって使うエネルギーを減らし、創エネによって使う分のエネルギーをつくることで、エネルギー消費量を正味(ネット)でゼロにすることができます。

図1

建物のエネルギー消費量をゼロにするには、大幅な省エネルギーと、大量の創エネルギーが必要です。そこで、ゼロエネルギーの達成状況に応じて、段階的にZEBの定義がされています。

図2 図3

出典:環境省 ゼブ・ポータル(http://www.env.go.jp/earth/zeb/
•「ZEBとは?」(環境省)(http://www.env.go.jp/earth/zeb/about/
•「ZEBの定義」(環境省)(http://www.env.go.jp/earth/zeb/detail/01.html



2.大末建設の取り組み
ZEBの導入を検討している事業者様の相談窓口となり、脱炭素社会の実現を目指すため、「一般社団法人環境共創イニシアチブ」が定めるZEBプランナーに登録致しました。
弊社は2025年度中に受注する設計業務のうち、ZEBが占める割合を50%以上とすることを目標とし、ZEBのメリットの提案や設計プランニングなどの業務支援を行い、ZEBの普及と共に社会全体の持続的な発展に貢献してまいります。


図5

3.省エネ建物の主な施工実績

図4

4.ZEB相談窓口
DX推進部 ゼロエネ関連グループ
TEL:03-5634-9051
FAX:03-5634-9052

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